UCLA大学院卒が英語学習について語ります

純ドメの日本男児です。ゼロから英語を勉強して、2014年6月にUCLAの大学院を修了しました。このサイトでは、受験・留学を通じた英語学習法を基に、TOEIC、TOEFL、英検等の攻略法について語ります。

オンライン教材を活用したディクテーション(上級者編)


こんにちは。オンライン教材を活用したディクテーションシリーズも最終回です。今日は、上級者を対象にディクテーションのやり方について考えてみます。

 

オンライン教材を活用したディクテーション(初学者編)

オンライン教材を活用したディクテーション(中学者編)

 

上級者とは、TOEICテスト対策レベルの英語であれば九割は聞け、かつ、理解できている人をイメージしてます。TOEICテストでいうところの800点半ば以上の人でしょうか。このレベルになってくると、テストで 良い点を取ることよりも、ネイティブの人が普通に話す英語が聞き取れるようになりたいという欲求の方が強いかもしれませんね。

 

しかし、洋画などのスピードは、テスト英語とは比較にならないほど早く、時には文法も正確でなかったりします。しかも、テストのようにきっちりと話してはくれません。その結果、ワーワーワーみたいな感じで聞こえてしまいがちです。かくいう、僕も全然聞き取れていません(笑)

 

このレベルになってくると、多聴する方が多いかもしれませんが、やはり英語リスニングの原則に戻って勉強すべきだと思います。つまり、聞けない音を把握し、理解するスピードを上げるという訓練です。多聴も必要だと思います。しかし、それと同時に精聴も行うべきだと思うのです。

 

聴のやり方は、中級者の方と同じで良いと思います(昨日の学習方法を再掲)。

  1. 一センテンスずつ流す。
  2. 音が聞き取れ、理解できたセンテンスは飛ばす。これは既に聞けていて、かつ、理解できているので飛ばしましょう。
  3. 聞き取れない文章に出会った場合は、文章に繰り返し聞き、書いてみる。何回聞いてもわからない場所は飛ばしてください。
  4. 文章が出来上がったら、「聞く→理解する」を意識しながら繰り返し音読する。
  5. 最後に文章を2、3回聞き直す。聞き取れない音があった場合は、その部分も意識してください。

 

では、違いはどこにあるかというと教材です。やはり教材は、スピードのあるものが良いでしょう。CNNやHuluなどを活用してもよいですが、少し長くて精聴には向かないかもしれません。

 

おすすめは、「A Moment of Science」です。一回あたりの内容が1-2分と、毎日一つやるのにちょうど良い長さです。ネタも(僕的には)すごく面白くて飽きません。海外ドラマに比べたらスピードは遅く、丁寧なナレーションですが、訓練としては申し分ないでしょう。是非、お試しください!

A Moment of Science | Science Videos, Science Podcast and Radio Program - Indiana Public Media

 

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