UCLA大学院卒が英語学習について語ります

純ドメの日本男児です。ゼロから英語を勉強して、2014年6月にUCLAの大学院を修了しました。このサイトでは、受験・留学を通じた英語学習法を基に、TOEIC、TOEFL、英検等の攻略法について語ります。

英語の聞き流しでどれくらい英語が身に着くか考えてみた


こんにちは、Tomoです。

 

世の中には様々な英語教材が出回っています。その中で良くあるのが、「聞き流すだけで英語が聞ける・話せるようになる!」というやつです。

 

果たして実際の効果はいかほどか?僕の経験を通じて考えてみたいと思います(個人的見解なので悪しからず)。

 結論から言うと、

漫然と聞き流しているだけで英語が聞けるようにはならない

と思います。

 

英語のリスニングは、量と質の2つの要素が求められます。

 

まず一定量の英語を聞かないと聞けるようにはなりません。TOEICレベルなら一日1時間くらいを継続的に続けていれば良いかもしれませんが、ネイティブスピーカーの会話を理解するためには、一日1-2時間では足りません。最低でも3時間は必要だと思います。

 

でも、毎日3時間も聞く時間はない。なので、聞き流し的なものをします。Huluでアメリカのドラマを見るとか。多少は集中して聞いているので、英語の耳を維持するという意味ではある程度意味があると思います。

 

でも、これは英語がある程度できる人が、英語耳を維持するための方法であって、英語力がない人がやっても、効果は低いと思います。

リスニングは、「①音を聞く→②(頭の中で)英文に直す→③意味を理解する」というプロセスがあります。英語が出来る人は、②のプロセスをスキップ(または短縮化)して③に達しているというイメージです。

ですが、英語が全くできない人は、②→③の流れが出来ません。文法がわからなければ、意味は分かりませんよね。これは英語を知っているからことできるプロセスです。

 

なので、英語が苦手な人が聞き流しをしても、結局意味を理解するところまで至ることはできません。だからこそ、「」を重視した勉強が必要なのです。

 

「質」とは何か。それは、教科書的なリスニング教材を集中して聞き、①→②で聞けない音を理解し、②→③で理解できない英文をしっかり理解することです。これができるようにならないと、ビジネス英語などはできるようにならないはずです。

 

冒頭の議題に戻ります。聞き流しているだけで、英語が聞けるようになるのか。僕の答えはNoです。初学者、やり直し学習者は、漫然と聞いていても英語は上達しません。質をこなし、量をこなすことで初めて英語が聞けるようになると思います。

僕が初学者だったら、毎日30分ー1時間は集中してリスニングを行い、電車の移動時間は、Huluを見たり、洋楽を聞くことで量をこなしますね。

 

 

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