TOEICテスト攻略(リスニングセクション まとめ2)
昨日に引き続き、TOEICリスニングセクションをまとめます。
過去の投稿はこちら。
前回のまとめでは、はじめにパート1、2を集中的に勉強し、ある程度のレベルになってからパート3、4を勉強すべきとお伝えしました。その理由は、単文をしっかり理解できないと、複数文からなるパート3、4で満足する結果は得られないからです。
今日は、パート1、2の勉強を通じ、主語・述語・目的語がある程度ストンと頭に入ってくる段階になった方向けのパート3、4の勉強法について考えてみます。
前に何言ってたかすぐに忘れてしまう
複数の文章を連続して聞いたときに、多くの方が陥る悩みがこれだと思います。かくいう僕もそういう未だに忘れてしまうことがあります。
これは、その文章を理解し、記憶する前に、次の文章が入ってきてしまうからだと思います。日本語だと文章がそのまま理解できるので、記憶に残りやすいですが、英語だとぎりぎり理解したタイミングで、次の文章が流れてくるから、記憶を定着させる時間がないのだと思います。
日本語の場合:聞く→(同時に)理解する→(同時に)記憶する
英語の場合:聞く→理解する→記憶する
解決する方法は2つあります。一つは、英語を理解するスピードを上げる。そして、もう一つは、細部まで理解しようとしない、です。
この2つ目がポイントです。私たちは、ついつい日本語と同じように、一文を完璧に把握しようとしてしまいます。しかし、それを行っているうちに、次の英語が流れてきてしまいます。だから、大雑把に、つまり、主語・述語・目的語だけを理解していくのがよいと思います。
少なくてもこれを行うだけで、パート3はある程度回答できると思います。しかし、パート4は、話の細部まで聞かれるため、これだけでは対応することができません。
では、どうするか。やはり、多くの英語に触れ、英語を理解するスピードを上げる必要があります(リスニングの効果的学習法は別の機会にお話しします)。
慣れるまでは主語・述語・目的語だけに焦点を当て、理解するスピードが上がってきたなと感じたら、場所や時間など細かい内容も理解しようと試みるとよいでしょう。
TOEICリスニングパート 勉強法まとめ
まとめると次の通りです。
①パート1、2を徹底的に行い、主語・述語・目的語を意識して聞きとる
②パート3、4に移行し、連続して流れてくる主語・述語・目的語を意識して聞きとる
③引き続きパート3、4を行い、場所や時間等の細かい情報も聞き取る
リスニングは、時間がかかるので、焦らず、あえて回り道するくらいの気持ちで取り組まれるとよいと思います。
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