UCLA大学院での日常について語ります
今日はアメリカの大学院の生活についてお話しします。
僕はUCLAの中にあるビジネススクールを卒業してます。ビジネススクールは、ロースクールとならんで、「プロフェッショナルスクール」と呼ばれていて、理系の大学院生などとは学校でのスタイルが大きく異なります。どちらかというと、生活ぶりは、文系の学生に近いイメージでしょうか。
1学年は360名、世界53ヶ国から生徒が集まっていました。それを5クラスに分けるので、1クラスは72名。授業は一年目は必修、二年目から選択式というイメージで、必修の間はこの72名のクラスメートと一緒に受けます。
学校は週に3、4回です。一回の授業は、必修=90分、選択=180分でした。教室は皆さんがイメージしている通り、半円形で上みたいな感じです。
さて、ここからは皆さんの疑問に答える感じで進めていきます。
勉強はどれくらい大変?宿題は多い?
入学して最初の六ヶ月くらいはすごく大変でした。皆さんがイメージしているように、毎日膨大な文献を課題図書として指定されます。それからビジネススクールですと、ケーススタディといって、ある会社の経営に関する物語を読み、それに対して意見を書いてくる課題が多々ありました。
語学のハンデがあったせいもありますが、90分の授業に対し、予習の時間は2-3倍くらいしていたのではないかと思います。
ただし、後半は授業料も減ってきて(前半頑張ったのもあるのですが)、結構自由な時間が取れるようになりました。
授業はどんな感じで進むの?
アメリカの大学の授業は実に自由です。食べ物食べるのも自由、途中でトイレに行くのも自由、足を机の上に置くのも自由です。生徒はリラックスして授業を受けることができます。
ただし、楽なだけではありません。発言の一つ一つがチェックされ、それが成績に反映されていきます。また、コールドコールといって、突然、先生から指名されることも多々あります。
ちなみに、アメリカの大学院では、みんな授業の内容を真剣に聞いていました。日本にいたときは、別のことしてる生徒が多い印象があったのですが、これは教授の教え方の差だと思います。アメリカの教授は高い給料をもらう代わりに、評価が低いとクビになります。だから、質の高い授業をしようと必死なのです。
みんな手を挙げるの?
挙げます。「発言する=授業に参加している=成績が向上する」という仕組みなので、発言は必須ともいえます。発言をしないと、優・良・可・不可で間違いなく可以下になります。
授業以外の時間はどんな風に過ごすの?
人によってマチマチですが、課外活動も盛んでした。学生が積極的に企画するので、毎週、何かしらのイベントがあったように思います。また、ボランティアや寄付が進んでいるのも特徴です。スポーツのチャリティーイベントなどを見ていると、アメリカ人は楽しく寄付をする仕組みをうまく作っているなと感心したものです。
とりあえず、こんな感じでしょうか?質問がありましたら、是非、コメント欄にお書きください。次回取り上げます!
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